cinquecento 試乗

jun__jun2008-03-22

昨日、雨の中 FIAT 500 (チンクエチェント) に試乗してきました。
雨でどうしようかと思ったのだが
逆にディーラーが空いてて試乗しやすいかと。


試乗は環八をチョット走らせて貰っただけなので
深いところまでは分からないが、まあレポートを。


まず乗り込む。
内装の質感は頑張ってる。
質感がスゴく高いわけではないが、
デザインがよいので、その分よく見える。
ハンドルが革でしっとりとしているのは好感できる。
一番、長く触るところには金をかけないと。
ただ、シートリフターのレバーや
シフトレバーのつけ根辺りの質感はイマイチ。


シートの座り心地は見た目よりは良い感じ。
ただ、長距離走ったときどうかは未知数。
日本車よりはマシだとは思う。


ペダルオフセットはホントダメ。
確実に右ハンドル化の影響が出てる。
アクセルペダルは真ん中寄りで、
アクセルペダルの右側にフットレストがある感じ。。。
慣れれば問題ないのだろうが、個人的には違和感は大きい。


あと、ハンドルの重さを切り替えるボタンがあるのだが
これが、運転席から一番遠いところに存在している。
多分、左ハンドルだと、丁度良いのだろうが、右ハンドルでは。。。
ボタンを押すと"CITY"と表示され、確かにハンドルが軽くなるのだが、
別に"CITY"じゃなくても、十分軽い。チョット存在理由が微妙。


さて、エンジンをかける。
1.2LのSOHCエンジンは静か。
デュアロジックはセミATなので、クリープは無い。
アクセルを踏むと、FIAT 500は軽快に動き出す。
MT乗りとして、そんなにデュアロジックに違和感は無い。
まあ、1速 -> 2速の切り替わりはMTという感じだけど
4速 -> 5速とかは、気づかないぐらい自然。
MTと見るか、ATと見るかで評価は変わるかと思う。


でも、このデュアロジック。
キックダウンをなるべくしない仕様になっている感じ。
デュアロジックというセミATのネガであるシフトショック
少なくしようという考えなのか?
加速しようとアクセルを踏んでも、のろのろと速度を上げる。
自分の感覚に近づけるためには、MTモードにして
自分でカチカチとギアを選択しないとダメだろう。
でも、手前に引いてシフトアップという方式は正しいと思う。


エンジン音はボンネットに遮音剤が入ってるためか
そんなに気にならない。
が、ロードノイズが大き目。
雨だったせいもあるけど、タイヤも細いんだから、
もう少し静かだとうれしいかな。
タイヤの銘柄を工夫すれば、もう少し静かになるかも。


一般道をチョットだけ走っただけなので
エンジンをぶんまわすことも無く、
上までまわしたときのエンジンの印象は分からず。
環八もほぼまっすぐなので、ハンドリングも分からず。


正直、これが普通のデザインの日本車だったら買わないな。
でも、あのデザインが欲しかったら何も言えない。
結局、そこだけの話。


点数を付けるとしたら、60点。
デザイン分を加算したら、80点。
という感じです。